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倉庫の奥から。
2017-03-10 Fri 05:20
ゆにくあです。


時間置くと、またすぐ面倒くさくなるんで
続けてバラ1関連の小話。


今回はアルトゥール・ルービンシュタインさん。

ってか、ルービンシュタインが教えてる映像が
残ってるって、なにげにすごくないですか笑

で実際に拝見した動くルービンシュタインさんは
手が細長くて、箒みたいだと思いました。
だいぶご高齢なので、一部回路は緩めですが
ご心配なく、演奏は本物です。


ということで、動画は2パートに分かれてて
それぞれが8分前後。


パート1

生徒さんが演奏してるのを横で聴いている
ルービンシュタインさんの表情変化が
興味深いです笑 そして演奏が終わると
開口一番

「いい演奏だよね・・・(というか)狙いはいい。
まぁ後でもっと良い演奏になるだろうから」
 ↑
心配しないで的に励ますルービンシュタインさん

「テクニックは良いし、演奏しようという心意気は
買うけれど、時々大袈裟で・・・イ長調に向けて
準備するところの・・・

たぁぁぁりぃぃぃ なみぃぃぃ 
ぱぁぁぁ・・・

ってところ、わかるよね? ほら、


ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ~ 

って準備してるけど、激しく盛り上げすぎて、
期待させた瞬間が結局訪れない。約束した
ことは実現させないとね。

ちょっともう一回弾いてみてくれる?
たららららってとこ・・・・ええっと・・・・・・・・・・
どこだっけ・・・・・・・・えーと・・・・イ長調が・・・」


生徒「・・・え、どこですか(汗」


てぇぇりぃぃぃららりぃぃぃ・・・・

(生徒、それをキューに弾き始める)

「いや、その前のところ」

って感じで進むんですが。



途中、ルービンシュタインさんが曲の流れを
ど忘れちゃったり、擬音や身振りも多いので笑
文章にしづらいため、ざっくりと内容を要約すると

イ長調へ向かうための部分は、努めて徐々に
自然な感じで盛り上げて、最後のクライマックスへ
持っていくこと。やりすぎないこと。最後尻つぼみに
ならないように。って話をしてます。


生徒さん、かなり緊張しているようで・・・・
ガチガチで気の毒ですけど、まぁ仕方ないですね。

その他ですと、

ショパンの音楽を叩きつけるような重いタッチで
弾くのは良くない。クライマックスで豊かになるのは
あくまで「感情」であって、大きな音を出そうと鍵盤を
バンバンとやるのではなく。

5:30秒くらいからは、一部フレージングのお手本で
「アクセントをつけないように」と指導していますが
こういうところは映像を観ているだけで伝わりますね。
辛抱強く、生徒さんが出来るまで繰り返しお手本を
見せてくれてます。

というのが映像1。

そして映像2はその続きで、


パート2


継続して「アーティキュレーションを正しく!」
という指導ですが、生徒さんがコツを掴んだ
瞬間、「ほら!できたじゃないか」と喜ぶ姿が
素敵です。笑

「なんだっけ。しばらく弾いてないから忘れた」と
音を探してる場面もありますが、思い出してからの
音色がなんとも素晴らしく、

まるで、大きな倉庫の奥に眠っていた宝ものを
引っ張り出してきたようなイメージです。

3:35秒くらいから、また生徒さんの番ですが

「(エピソードの)終わりの部分なんだから、
終わりらしく弾いてごらん」

というアドバイス。


後半は心の持ち方について。

ショパンは常に優雅に。音楽とはそういうもの
なんだから、ショパンに限らずどんな曲でも
根底には気品を。

気品なしでは良い音楽と言えないのだから。
貴族の誇りと気品と気高さ、柔らかさ・・・
そういったものを全て音楽にあてること。

ひけらかすような傲慢な演奏はダメだよ。
リストならいいけれど・・・技術を披露する
ような意味でね。私にはもうそんな曲は
弾けないけれど。


だそうです笑




気品かぁ~ 



散歩は・・・・・しないんだね。笑


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この記事のコメント
Nekoushiさんへ
Nekoushiさん、どもです~

やっぱそこ歌いますか!笑 盛り上がりますものね~ 私は序奏のとこをつい歌っちゃうかな笑

>「リストならいいけど」とか、「あっ、言っちゃった」って感じだし。
>けど、一度でいいから、ひけらかすような感じで弾いてみたい!笑

笑笑 たぶんこの子も同じだと思いますよ。なぜなら「私にはそういうのは向かないし嫌だ・・・でもまぁ、あるいは君なら(出来るのかも)」と言われて、生徒さん一瞬嬉しかった風w でも即座にそれを(君もそんな下品なことやっちゃダメだよ的に)否定されて、笑顔が消えますからw

にしても Nekoushiさん、実は英語がだいぶ得意じゃないですか? 昔、旦那のお父さんが言ってましたが、ユーモアが理解出来るのはその言語(や文化)をよく理解している証拠なんだそうです★
2017-03-11 Sat 10:22 | URL | ゆにくあ #-[ 内容変更]
こんにちは。

バラ1関連3本、一気に見させていただきました。
ホント、人それぞれで面白いですね。

このルービンシュタインのレッスン、めっちゃ楽し過ぎです(≧∇≦)b
そして、ゆにくあさんの訳が、楽しさを3倍増ぐらいにしてる(笑)

「リストならいいけど」とか、「あっ、言っちゃった」って感じだし。
けど、一度でいいから、ひけらかすような感じで弾いてみたい!笑←そもそも弾けるわけないけど言ってみる。

この曲のイ長調になる部分が特に好きで、CD聞きながら、たぁ~りぃ〜らぁりぃって歌ってることが…(^_^;)
って、何でそんな恥ずかしいことをわざわざ報告してるんだろう(笑)
2017-03-10 Fri 22:45 | URL | Nekoushi #LMs.iqQA[ 内容変更]
ここまふぃんさんへ
ここまふぃんさん、こんちは~

労いの言葉をありがとう。

>私には到底弾けない曲だけど

私なんか、この曲を練習する自分を想像すら出来ないよ笑

>楽譜なくて弾けるところもすごいし

そうなのよね、途中で音分からなくなった時「誰か楽譜持ってる人いないの?」と思ったけど、本人はすぐに思い出して弾いてたから驚いた。それ見て、頭の中から消えたんじゃなくて、ホントにみつからなかっただけなんだ。と思った。

>ショパンに限らず『根底に気品が必要』
>っていうのは すごくいいアドバイスよね

だよね! 実際なかなか品格まで気が回らないけれど笑、努めて心に留めておこうと私も思いました★

>ルビンシュタインがもごもご言ってわかりにくいところも
あったから 

確かに笑 (レッスンだから)あちこち話題も飛ぶし、主語が抜けること多かったよね。・・・とはいえ、ルビンシュタインにとって英語は5~6言語目らしいから笑
2017-03-10 Fri 13:27 | URL | ゆにくあ #-[ 内容変更]
ゆにくあさんどもです^^
一気にバンババンと新しい記事アップお疲れ様!
このビデオいいね〜。
ルビンシュタイン、もうずいぶんおじいちゃまになっても
アーテイストなのね。
楽譜なくて弾けるところもすごいし、
音楽性も素晴らしい。 
私には到底弾けない曲だけど
勉強になりました。
最後の ショパンに限らず『根底に気品が必要』
っていうのは すごくいいアドバイスよね。
私も 気品がある音楽をピアノで表現できるように
なるように目指したいわ!

ルビンシュタインがもごもご言ってわかりにくいところも
あったから、ゆにくあさんの解説つきで助かったわ。
ありがとう〜
2017-03-09 Thu 18:22 | URL | ここまふぃん #-[ 内容変更]
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