AX
空飛ぶピアノ。
2017-02-08 Wed 19:00
ゆにくあです。


今日こそは、不滅の恋を観るつもりだったんですが。
なぜかランランが出てる映画、発見してしまったので。


しかし、(私が探しきれないだけかもしれないけど)
日本語でいくらサーチしてもヒットしなかったので、
あるいはこの映画、日本には行ってないのかも。


220px-Flyingmachine_poster.jpg


2011年、ポーランドの映画です。
ランランが・・・ランランとして出てました笑

非常に説明するのが難しい、ある意味
映像トリップ系の映画というか・・・観ないと
伝わらない世界なんですが。

頑張って説明するとですね。

まずメインのストーリー的には、仕事ばっかりで
ストレスいっぱいの母(ヘザー・グラハム)が
子供達を「マジックピアノ」というピアノコンサート
&3Dアニメの催しに連れて行くところから始まり、

当然ピアニストはランランですが、コンサート中は
ストップモーショーン・アニメの世界(観客視線)で、
アニメはセリフ一切なし。映像的にとても美しく、
バックにはランラン演奏のショパンエチュードが
次々と流れます。

アニメーションのストーリーをかいつまんで書くと
これは少女と父の話。父は町の小さな修理店を
営んでいましたが、経営難からとうとう店を手放し
てしまうところからお話は始まります。

そして、父はポーランドを離れて仕事のために
ロンドンへ、少女は叔母の家に預けられます。

父と離れ離れになり寂しい少女。父から届いた絵葉書
だけが彼女を支えます。叔母のうちには少女と歳の
近い少年が住んでいますが、少女は心を開きません。

そんなある日、少女は街外れのゴミ捨て場で古びた
楽器たちをみつけます。寂しくて、こぼれた少女の涙が
壊れたピアノの鍵盤をぬらすと、魔法のような出来事が。

といった感じの話です。

アニメの上映が終わると、観客は一斉に席を立ち
ホールはガランと静まり返ります。子供達(特に娘)は
ランランの大ファンで(まぁそうじゃないと話が進まない)、
終わったら楽屋へ一緒にサインをもらいに行こうと約束
していたのに、肝心の母親は携帯電話にかかりっきりで、
子供達が疎ましい。

そして母親が電話に夢中になっているうちに、子供達は
アニメーションの世界へ迷い込み、と、そこへステージに
戻ってきたランランが道案内役となり、ピアノを演奏しながら
子供達を追うんですが。


ランラン。


すっごい化粧してました。

lang lang


アイライン、はっきり入ってます。


それで、グランドピアノが空飛ぶマシーンになって
ヨーロッパを飛び回るんですが、飛んでる間の
セリフは8割方、強引に詰め込まれた・・・
「ショパン豆知識」です。

「ショパンってお絵かきが好きだったんだって!」

とか

「花びらの後ろには大砲が潜んでいる(のがショパン)」

とか、そういうやつです。


そして、後半のライブアクションになってからは
ヘザー・グラハムのセリフが・・・・とにかくすごくて、
例えば


「顔芸はもういいから」

とか。ホントに言っちゃうんですよ、本人に。


あと、へザーが突然自分の身の上話を始めて、
子供の頃はダンサーになりたくて・・・でもお金が・・・
とかなんとか、辛かった過去の話をしてるんだけど

その側でランランはガンガンにショパンエチュード
弾きながら、うんうん・・・みたいな感じで頷いてる
わけですが、私からみると

こいつ、絶対全然きいてねーよ!ww 


みたいな感じに見えるわけですよ。
だって、いつもの、例のあの感じで演奏してるので。


それで、ショパンがワルシャワに二度と戻れなかった
という豆知識を手に入れた子供達が、気の毒に思って
ワルシャワに向かうと、なぜかショパンの銅像とともに
石になるって強引なシーンがあって(自分で書いてて
何言ってんだ・・・と思いますが、本当にそういう筋がき)

そこでランランが、へザーに
「君の夢(ダンス)を子供たちに見せたら呪いが解ける」
みたいなこと言って (呪い?)

そうするとへザーは嫌そうに

「youtubeにアップしたら、ただじゃおかないわよ」

とかランランに脅しかけつつ、踊るんですけれど。
この踊りが・・・・・かなりひどい。
演出なのかなんなのか・・・。



それで、話の最後の方で、まぁ母と子供達が和解し
ランランと娘が「黒鍵のエチュード」を連弾するシーンが
あるんですが、演奏は結構素敵で「いいじゃん~」って
思うんだけど、ふとその後ろにいるへザーが視界に入り、
みると、ゴーゴーダンスみたいなの踊ってるんです。


黒鍵のエチュードで踊るって発想、普通ないと思う。


とにかく、演技はさておき演奏は素晴らしく、
映画全編通して実はショパンが主役で、例えば
・・・木枯らしのイントロが聴こえてくると、

「あ、やばい。嵐が来るじゃん!」ってわかる感覚。

そういうのが面白かった。ランランの手元も時々
大写しになるし、音楽が大切にされている映画。
そして、なかなか変わった趣向の映画。


日本でも観られるといいのにな~














別窓 | 映画の話。 | コメント:2 |
グランドピアノ(2013)
2017-02-07 Tue 16:00
ゆにくあです。


いいこと思いついたんですよ、昨日。



シフさんの「テレーゼ」解説聞いてたら、
ベートーベンの私生活に興味が沸いたし

(そういえば、そういう映画があった気がする)

と思って調べたら、ああ そうそう。これこれ。
知ってたけど観てない作品、

「Immortal Beloved(不滅の恋 ベートーベン)」


ちょっとね~、ゲイリー・オールドマンは
かっこいいし好きですが

(この役に合わなくない?) とか

(なんかB級っぽい・・・) とか

それと、しばらく見ないな~と思ってた矢先に
彼が出てた、タイトル忘れたけど・・・
林の中でギャーギャー言うようなサスペンス。
とにかく、わけわからん映画な上に、演技が
「どうしちゃったの??」って感じだったので、
私の中で彼の印象が・・・(汗

それはさておき、

「作曲家の出てくる映画」をざっと調べたら、
結構たくさんあるんですね。

まぁ、中には何度も観た事あるやつとかね。
超どーでもよさげなのも混ざってましたが。

それで昨日、

試しに片っ端から観てみようかな、
面白かったらブログにレビューを書こうかなとか
そう思いついたわけです。もちろん、少しずつ。


そして今日。

Immortal Belovedの方は、TVでオーダーすれば
いつでも観ることが出来ることを確認し、しかし

(でもなー なんか重そう。
もっと軽いのがいいかな。今日は。)


と思って、見つけた他の映画の話。

grand piano



めっちゃ軽そうww

そして、星の数が2個半なのが気になる。


私のブログを最初の方から読んだことがある方は
ご存知かと思いますが、ずっと前にビデオ屋さんで
バイトしてたんですよ、私。で仕事してると、やはり
お客さんから「この映画どうだった?」とか・・・
「○○みたいな映画ない?」とか聞かれるので、
一応DVDになった映画は全て観てたんですけど。


この映画・・・知らない笑


というか、2013年だからもう仕事辞めた後かも。
にしても、噂にすらなっていない。もしかしたら
劇場行かずにDVD直行だったのかも? 

わかりませんが。

ということで一抹の不安を覚えつつ、
(でも今日は、むしろバカっぽい映画が観たい)
と思ってさっき観てみましたが。


予想を遥かに上回る映画でした。



とりあえず、観たことない人いるでしょうから
細かいことは書きませんが、筋としては


「過去の大失敗が元で、ステージ恐怖症となり
何年もスポットライトを避けていた天才ピアニストが
なんだか知らないけど舞台に復帰することにしたら、
『1音でも間違えたら殺す』と殺人宣告が!!」

みたいな、ね。


もうそこからして・・・・

ですが、まぁそれはいいとして、何の前情報も入れず
観始めたら、どうやら主役はロード・オブ・ザ・リングの
彼。ホビットくん。イライジャなんとか。

余談ですが、彼はロード・オブ~のイメージが固定される
ことを嫌がって、ガツガツといろんな役に挑戦してましたが
直後に出てたサイコ・キラーっぽい映画とか、演技は割と
よかったけど(あーこの人、前途多難だわ)って思ってた。
その彼が主役なわけ。

なので、開始後5秒で悪い予感。


こっから先、これから観ようというツワモノは読まないで
ください。ネタばれします。(ですが映画おすすめしません)





もうね、


とにかく作りが雑なんですよ。
脚本、演出、演技の全てが。



そして、ピアノを弾く人、クラオタからみると
マジですか。と言いたくなるポイントが・・・
というか、そういうポイントだけで構成されて
います。

だって、コンサートのまっただ中にピアニストが
真っ青な顔して舞台から走り去ったりするん
ですよ。突然、立ったり座ったり笑

けど、てっきりスタント使うと思ったのに
見た感じ役者が弾いてるっぽいのが驚きです。

まぁ普段からピアニストの演奏する姿を見慣れて
いると、姿勢や体の動きそのものが違うので・・・
なんか奇妙な絵です。なんつーか、背中から
指先が1つの線で繋がっていないシルエット。

でもすごいよね、えらい~。
そうとう練習したんじゃないの? と思う。


で、脚本に関して言いたいことたくさんあるけど、
私が一番爆笑したのは、


要はお話上、
「この曲弾かないとぶっ殺す!!!」って
超絶技巧曲設定の曲があって、けれど

主人公のピアニストにとってはトラウマ曲だから、
ステージ上がる前に手渡された楽譜の束の中に
その曲の楽譜が紛れ込んでいるのを見て、
迷わず捨てるわけですよ。

嫌がらせしやがって、的に。

そしたら、射撃手(犯人)がそれを弾けと言いだして


あ。

その前に、コンサート始まるとほぼ同時に、この
「脅迫」がスタートするんですが、ピアニストとは
ブルートゥース イヤホンを通じて話してて、


しかも演奏中、ずっと犯人が話しかけてきて、
ピアニストくんも律儀に返事して・・・みたいな
極めて寒い状況。私なら無視します。

つーか、「嫁殺すぞ、こら!」って脅しなんだけど


1音間違えても殺すし、弾かなくても殺すって
結局死ぬんじゃん。的な。



で、ピアニストくんは何とかSOSを出そうと、
ステージ上から知り合いに携帯で電話したり。

プロ意識ゼロ。


それで、プロ意識のないピアニストくんが
演奏しながら携帯メールしたりしたせいで、
人がばったばった死んでいく中、

その特別なむずい曲を弾けと言われた瞬間
「弾けないよ! 5年も前の曲だ」みたいなこと
言うんだけど、この台詞だけだね。共感できるのは。

ほんとだよ。5年前の曲で、しかもトラウマだから
ずっと弾いてなかった超絶技巧曲なんだったら、
そんな即リクで弾けないです。


これだからピアノ弾かない人は・・・・。


それで、まぁバタバタとストーリーが雑に展開し、
あっと言う間にコンサートのインターバル。

控え室に駆け込んだピアニストくんが、ネットに
アクセス始めたので、

(あそうか、ネットで楽譜引き出して、IPADだか
なんだかわからんが、それを置いて弾くのね!)

と思ったら、違う。


いきなり音源聴きながら、なにやらパンフの上に
なぐり書き的にメモを取っている。


設定では、世界にふたりしか弾ける人がいなくて
そのうちの1人は死んでて、彼が可能性を残した
最後のひとり。でも前にチャレンジした時は大ミス。
だとしたら、その音源は誰が弾いているんでしょう。


ま、いいや。

それで彼のメモが一瞬映るので、みると、
ランダムに1小節分だけ音符が書いてあったり、
真ん中にはでっかく FF と書いて丸ついてたり。
そういう記号が、5つくらい散らばっている。


え? 


と思ったら、開演ブザーが鳴って、ハッとした
ピアニストくんが、そのラクガキパンフレットを
がしっと鷲掴みにして走り去るんだけど



・・・それ・・・・見て弾くの? 
フォルテシモとしか書いてないじゃん。




で、犯人にとって風向きが悪くなってきた時
共犯者が「もういいから逃げよう」的なことを
提案して、そしたら

「アホか! 3年も前から準備してたんだぞ!」
って言うんだけど、それ聞いて私は


(3年もあったんなら、自分で練習しろ!)

と思いました。


とにかく映画終わったら、どっと疲れが・・・
なんでよりによってこれ選んだんだ、私。


明日こそ、ベートーベンのやつ観てみます。

別窓 | 映画の話。 | コメント:6 |
| ゆにくあ缶 |